失敗しない移住のしかた

私事 私信 千慮の一得

まずは小旅行に出かけましょう

興味のある地方へ旅行に行ってみます。いつも遊びに行く海辺の町、サーフィンやダイビング、フィッシングが好きなら海に面した地方が便利でしょう。登山やバードウオッチング、昆虫採集や山菜採りが趣味なら山にアクセスしやすい地方が便利ですね。展望や景色をウリにした「カフェ」でもやりたいなど、将来を考えての場所決めも大切です。のちに失敗したと後悔しないためにも漠然と移住するのではなく、趣味やそこでやりたいことを求めて移住する方が失敗しない秘訣です。お気に入りの旅行先に何度か足を運ぶうちに、ここで生活したらどんなだろうと考えるようになり、住んでみたいと思ったら行動開始です。

移住体験から始める

その地方の移住者受け入れ態勢を調べます。移住者の受け入れはどこの自治体も結構歓迎していて様々なプログラムや補助金、住居や仕事、子育ての相談などワンストップ窓口を開設している自治体がほとんどです。「いきなり移住するのはちょっと心配」と思っている方も大丈夫。その自治体に「移住体験」があれば申し込んでみるのもいいでしょう。地方によっては1週間ほど無料で移住体験できるところもあります。何日か移住体験生活をしてみることで、その土地に住んだときのイメージがが少しだけわかります。失敗しないためにもこのような制度は積極的に活用したいものです。

移住体験へ参加するための交通費がもらえる制度を用意されている自治体もあります。そのような制度があれば遠慮なく利用して移住までの負担を少なくしましょう。

移住しようと思ったら

そして移住を決意したら住宅を探しましょう。その地域に馴染めるか不安な場合はとりあえず仮住まいをしてからでも構いません。各自治体には「空き家バンク」もあるので活用しましょう。掘り出し物の物件を探すには口コミの情報も欲しいところです。仕事が必要ならハローワークや求人募集などに目を通します。そして移住生活のスタートです。その土地独特の習慣やマナーなどがある場合もあるので、お隣さんや町内会の方など地域の話を聞けるような方を一人でも作るといいかもしれません。

役場が苦手

自治体だの町内会だのと「面倒なのはお断り」の方も大丈夫。いきなり移住もOKです。ただし永住するならば住民登録はしておきましょう。

中古住宅のすすめ

全国に広がる「空き家問題」がありますが、空き家には掘り出し物件がたくさんあります。格安で購入して自分でリフォームするも良し、工務店へ依頼して手直しするも良し、移住暮らしで時間に余裕ができたなら自分でコツコツと自分の使いやすいように直すのがおすすめです。とくに田舎暮らしでは、業者に依頼するにもちょっとした仕事ではなかなか来てくれなかったりすることもあるので、不便なものはなるべく「自分で解決する」といった心がけが必要です。経験がなくてもWEBやユーチューブなどで公開しているので大丈夫でしょう。

新築補助金も活用できます

移住を歓迎している地方では、永住希望者への新築補助金や改築のための補助金、融資など積極的に行っているところがあります。そんなお得な制度を利用しない手はありませんね! 「知らなきゃ損」な、こともあるので情報収集はとても大切です。

それではお気に入りの旅行先に出かけましょう。

コメント